高齢者の腸内環境改善

歳は取りたくないものですが、年齢を重ねていくということは、身体の機能が少しずつ老化して行くということです。その変化は身体の外から見える部分でも起こりますし、腸内のような見えない部分でも起こります。

 

腸内に棲む20%の善玉菌バランスを生涯にわたってキープ出来れば、健康に過ごせると言われますが、年々優勢になってくる悪玉菌に対抗しながらバランスを保つのにはそれなりの努力が必要です。特に、なかなか思うように運動出来ない高齢者であれば、他の改善策をもって常に腸内環境を整えておく工夫が必要でしょう。

 

腸内細菌研究の第一人者である光岡博士が研究時代、長寿村として知られていた山梨県へ訪れ、腸内細菌を解析したことがあるそうです。当時米があまり取れず、雑穀や芋を主食として山菜や根菜、キノコ類、豆類を食べていた住人の方々の腸内には、都市部の高齢者をはるかに超えるビフィズス菌が生息していて、悪玉菌は半分ほどだったそうです。

 

日本古来からの粗食文化には、非常に腸内環境に適した利点があったわけですね。
当時の平均年令で82歳の村といえば、大変な長寿村です。

 

高齢者はあまりたくさんの食事量を摂取するのは難しい場合もありますので、おかゆだとしても玄米を混ぜてみたり、海藻や野菜を摂って食物繊維を補給すると良いでしょう。

 

納豆やぬか漬けなどの日本独自の発酵食品も効果的です。

 

消化に負担にならないヨーグルトや乳酸菌飲料なら、噛まなくても良いので摂取しやすいですね。
食事の工夫次第で十分腸内環境は改善出来ます。